スワップションのみどころ

スワップションは、権利行使日に一定条件のスワップ取引を行うことができる権利を売買するオプション取引の一種であり、原資産は通常、金利スワップである。スワップ(swap)とオプション(option)を組み合わせた造語である。固定金利払い、変動金利受けのスワップ取引を行う権利をペイヤースワップション (payer swaption)、固定金利受け、変動金利払いのスワップ取引を行う権利をレシーバースワップション(receiver swaption)という。スワップションの買い手と売り手は以下の項目について合意する:


スワップションとは、あらかじめ決められた将来のある日(権利行使日)から一定期間、一定の条件で開始される(先日付の)スワップ取引を原資産とするオプションのことです。一般に、原資産となるのは、金利スワップ取引(固定金利−変動金利)です。なお、スワップションの買い手にとって、原資産の金利スワップ取引が固定金利の受取りになるものを「レシーバーズスワップション(コールスワップション)」といい、スワップションの買い手にとって、原資産の金利スワップ取引が固定金利の支払いになるものを「ペイヤーズスワップション(プットスワップション)」といいます。


スワップションとは、スワップ取引を開始することのできるオプションのこと。スワップオプションとも呼ばれる。スワップとオプションをあわせた取引である。スワップ取引とは、たがいの将来キャッシュフローを交換する取引であり、固定金利と変動金利を交換する金利スワップや異なる通貨建ての債務を交換する通貨スワップがその代表である。それに対してオプション取引は、金融商品を売買する権利を売買する取引のである。たとえば、1年後から、6カ月変動金利LIBORを固定金利(スワップストライク)と2年間交換する権利を現時点で売買する。 1年を経たとき、スワップションの保有者は金利動向をみてスワップを始めるかどうかを選択することができる。買手は、売手にプレミアムを支払うかわりに、契約上決められた期日に決められた条件のスワップを、売手との間でスタートすることができる。スワップションのうち、固定金利の払手で変動金利の受手になる権利のことをペイヤースワップション、またはプットスワップションと呼ぶ。一方、固定金利の受手で変動金利の払手になる権利のことをレシーバースワップションもしくはコールスワップションと呼ぶ。


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